松風庵 京線香 薔薇 <100g> 


少し気分を変えたい時などにお使いいただくと、薔薇の香りが心に染み入り、高揚感を与えてくれそう。また、香水やアロマテラピーなどに使用されており、うっとりするような甘い香りが魅力です。良い素材を使うがゆえに焚いた時にいかに自然な香りを表現できるか、本当の薔薇の香りだと感じていただけるか、本当の薔薇の精油であるために焚いても本当の薔薇の香りを再現できるか、という点が香司には難しい作業となりました。

調合で香りを変えるのではなく、調合で香りを変えずに価格のバランスを保つという、香司にとっては難しい作業が要求されます。材料そのものの香りをストレートに表現したい場合は無臭の主材を使用します。本物の素材を使えば使うほど、熱を加えてもなお本物の香りを再現するということが難しくなりますが、その困難を矢野氏が乗り越えたからこそ当商品が誕生しました。

【製造・加工】ダマスクローズ精油にローズゼラニウム精油を調合。

主材にダマスクローズとローズゼラニウムの精油を混ぜるのにも技や技術が必要。薔薇の中でも最高級として知られるブルガリア産のダマスクローズを使用し、“ローズ・オットー”と呼ばれる、水蒸気蒸留法で抽出した精油であるため、5000kgの花からわずか1kgほどしか採れず、貴重。ローズゼラニウムは薔薇と同じ芳香成分であるゲラニオールやシトロネロールなどを多く含みます。淡路梅薫堂の四代目矢野孝幸氏が香司の実力を如何なく発揮して、微妙なバランスを実現。

化学香料による香りではなく、天然の薔薇から採れる精油のほのかで気高い香りが特徴です。ダマスクローズの精油だけを使用すると高額になってしまうため、ローズゼラニウムという薔薇に良く似た甘い香りを持つ花からも精油を採り、混ぜています。

混ぜすぎると主材に精油が均等に絡み、香りに強弱がなくなってしまいます。この分量の違いが香りと価格のバランスの決め手となります。調合で難しいのは、ダマスクローズの香りに変化が生じない程度のローズゼラニウムを入れるという点です。

<松風庵>とショップチャンネルの直接取引により、中間マージンをカットしているからこそ実現した、お求めやすい価格でのご紹介です。線香の主材(線香の形を作る材料)として、竹炭や活性炭を使用していますが、この材料を吟味するのも香司の仕事。香りに少し濃淡がある方が漂う香りに強弱がつき、天然の香りに近くなります。

薔薇の精油の中でも高級品とされています。天然のダマスクローズとローズゼラニウムの精油を香料として使用した高級線香。薔薇の香りの線香は珍しく、また天然の薔薇の精油は高額で流通しにくいため、極めて珍しいといえそう。線香の一大産地として知られる、兵庫県淡路島の淡路梅薫堂で製造。

【京線香 薔薇】原料から厳選し、機械と手作業を織り交ぜて一本一本丁寧に作られた、職人の技が光るスティックタイプの京線香。主材は無臭の方が高価。